福島市の経営コンサルタント 社会保険労務士・中小企業診断士・経営管理修士(MBA) - わたなべ経営人事サポートオフィス(WKJサポートオフィス)

経営理念、経営ビジョンは「眠っている宝の山」!

こんにちは。福島の中小企業診断士(経営コンサルタント)、社会保険労務士、わたなべ経営人事サポートオフィスの渡部誠(わたなべ まこと)です。

今日は、経営理念、経営ビジョンを策定し、社内で共有・浸透させることにより、いかに企業の売上拡大、利益アップに繋がるかについてお話いたします。

 

たとえば、このような社長がいたらどう思われますか?

以下は、豚珍 感(トンチンカン)社長の友人の社長とコンサルタントの会話です。

何やら、トンチンカン社長の友人らしく言ってることが、ズレてるようです。

 

コンサルタント「社長の会社は、経営理念、経営ビジョンがありますか?」

社長「そんなものはないね。」

コンサルタント「それじゃ社長は何のために、会社を経営してするんですか?」

社長「そりゃ、決まっているだろう! 儲けるためだよ。」

コンサルタント「じゃ、社長は何のために儲けるんですか?」

社長「考えたこともないけどね。そうだなあ。贅沢な暮らしをして、クラウンハイブリッドのような高級車を買って乗りまわすためかな」

 

みなさま、どうですか? このような社長のために一生涯自分の労働力と貴重な時間をささげたいと思いますか?

人は、社長の贅沢な暮らしとクラウンハイブリッドのためだけには、生きがいを持って働けないのです。しっかりした将来に向けての会社の理念、ビジョンを示さない限り、社員は会社の将来が不安になり、辞めてしまいます。

 

例えば、「お客様とともに歩み、感謝される企業を目指す」というような経営理念を掲げているサービス業の会社で働いている社員さんたちが、このように言ったとしたらどうでしょう?

「この会社に入って、たとえ、つらいことがあっても、お客様の喜ぶ姿を見たいし、お客様から感謝されたいから、頑張れるんです。なぜかと言うと、社長をはじめ、皆がうちの会社の経営理念の実現に向けて、お客様のために元気よく働いているからです。」と。

 

こういう会社は、誰が見ても間違いなく伸びますよね。

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会社の経営理念をまずは、しっかりと決めていくことが重要です。経営理念がない会社は、創業者の想い、現社長の想いを反映しながら、企業風土にあった経営理念を策定しましょう!また、今ある経営理念が環境の変化などによって、形骸化している会社は、経営理念の見直しを行いましょう!できれば、社長が単独で決めるのではなくて、幹部社員と一緒に作り、一般社員などからも意見なども聴取すれば、会社の求心力、団結力は高まります。

そうすれば、経営ビジョン(会社の最終の目標とするもの、例えば、「10年後に地域の同業者の中で売上一番を目指す」などのようなもの)も決まりやすいし、経営理念、経営ビジョンを具体的に実現するための、社員向けの行動指針も立てやすい。

行動指針をたてることにより、経営理念の社員に対する共有と浸透が一層図られ、それによって、社長や上司の指示を待たずに、何が大事かというのを自然と理解し、自立的に行動できる社員が育成される

さらには、会社の経営戦略が明確化され、将来の会社の収益の目標の実現に向けた経営計画も立てやすい。結果として、社長、幹部社員、一般の社員全員が経営理念を共有でき、経営計画の実現に向けて、本気で取り組む。会社の売上はアップし、利益も上がり、利益の一部は社員に頑張った分だけ還元され、さらに社員は、これを励みとして、また頑張る。早期で離職する社員はいなくなり、会社の評判を聞いた優秀な人材も応募するようになる。

会社は急速に発展していく。このように、会社をめぐる良い経営の循環が作動し、「儲かる仕組みづくり」ができると思うのです。

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「たかが経営理念、経営ビジョンと思うなかれ!」もう一度、経営における役割をじっくりと考えてみましょう!

 

改めて、原点に帰って、何が経営にとって、大切なものかを良く考えてもらいたいものです。

そうすれば、もしかしたら、身近にある「眠っている宝の山」を掘り起こすことができるかもしれません。

 

※ 参考までによろしければ、拙著コラム「経営で一番大切なもの(1)」

「経営で一番大切なもの(2)」もご覧ください。

 

それでは、また、次回、お会いいたします。この辺りで、失礼いたします。