福島市の経営コンサルタント 社会保険労務士・中小企業診断士・経営管理修士(MBA) - わたなべ経営人事サポートオフィス(WKJサポートオフィス)

経営で一番大切なもの(2)

こんにちは。福島の中小企業診断士(経営コンサルタント)、社会保険労務士、わたなべ経営人事サポートオフィスの渡部誠(わたなべ まこと)です。

前回に引き続いて、経営で一番大切なものについてお話いたします。

 

ここで、「反転思考」をしてみましょう。

仮に、経営理念、企業理念がなければ会社はどうなるのでしょう?

会社を一つの方向に向かわせる共通の物差しがないため、社長をはじめ、幹部社員、一般の社員までが、自分の好き勝手なことをやって、最終的に会社は空中分解してしまうのではないでしょうか?

そうなればどうでしょう?売上げは落ち、社員に対する利益の配分は下がり、会社は衰退の一途をたどっていく恐れが強くなるでしょう。

結局、社長、社員のベクトルが長期的に同じ方向に向いていないと、組織体である企業は、バラバラとなり、空中分解を起こします。

 

ここで、再び、豚珍 感(トンチンカン)社長に登場してもらいます。

トンチンカン社長、なにやらコンサルタントに弱音を吐いているようです。

 

コンサルタント 「社長、経営理念を社員に共有し、浸透させないと会社はどういう方向に進んで良いのかわからず、会社はバラバラになってしまうんじゃないですか?」

社長 「先代の社長は、そんなことしなくても、気合で社員に指示していたからね。結構、まとまっていたよ。先代社長は、ワンマンだったから。社員は、社長に絶対服従だったからね。」

コンサルタント 「先代社長のカリスマ性は認めますが、カリスマ性がなかったらどうでしょう?」

社長 「そうなんだよ。俺は、先代と違って、カリスマ性もないし、修行中の身だから、社員はあまり言うことを聞かないし、困ったもんだよ。カリスマ性を身に付けないとね。」

コンサルタント 「会社をまとめるというのは、そういうものではないと思いますよ。」

 

極端な話、経営理念がなくても、皆がまとまりさえすれば、社長の一声で短期的な成功、つまり短期的な売上アップはできるでしょう。

しかし、長期的には、どうでしょうか?

将来的に会社が進むべき理念がなければ、社員はどっちの方向に行ったら良いのか分からなくなる思います。たとえば、船に乗って海外に商品を買い付けに行くのに、目的地も決めないで、目先の利益に惑わされ、儲かる商品を売っているところばかりに行くとしたら。

海図もなければ、羅針盤もなく、船長は具体的な方向性も示さない。結局は大海の中で荒波により船が漂流し、座礁し、沈没してしまうのが落ちでしょう。09121105[1]

つまり、目的とする方向がなく、羅針盤、海図もないから、行き当たりばったりとなり、貴重な時間を浪費するばかりか、船も座礁してしまうのです。

船を運転する船長が、どこに行くかを決めないで、好き勝手なことをやっているとすれば、長期的には、乗組員である社員は行くべき方向性を見失い、路頭に迷うだけでしょう。そうならないためには、しっかりとした経営理念を設け、社員と価値観、目指すべき方向性を共有する必要があると思います。

もう一度、原点に帰り、何が経営にとって大切なものかを考えてもらいたいものです。

それでは、また、次回お会いいたします。この辺りで、失礼いたします。