福島市の経営コンサルタント 社会保険労務士・中小企業診断士・経営管理修士(MBA) - わたなべ経営人事サポートオフィス(WKJサポートオフィス)

経営で一番大切なもの(1)

こんにちは。福島の中小企業診断士(経営コンサルタント)、社会保険労務士、わたなべ経営人事サポートオフィスの渡部誠(わたなべ まこと)です。

今回はひとまず話題をマイナンバーから離れて、経営についてお話いたします。

マイナンバーについては、日を改めてお話しいたしますので、ご了承ください。

 

突然ですが、みなさまへの質問です。経営で一番大切なものって何だと思われますか?

人それぞれに答えは違うと思います。たとえば、「売上の向上」「お客様」「社員」「資金」「人材育成」「取引先との良好な関係」「優秀な人材の採用」「新規事業(製品)開発」「製品やサービスの差別化」「株主」などいろいろとありますよね。どれも経営でそれぞれが、大切なものでしょう。人によって、あるいは、会社の置かれた状況によって、受け止め方はいろいろだと思います。

私の個人的な考えですが、敢えて一番大切なものと言うと、「経営理念」「企業理念」だと思うのです。writing_sonota6[1]

 

ここで、豚珍 感(トンチンカン)社長に登場してもらいます。トンチンカン社長は、中小企業の社長ですが、先代の社長である父親が亡くなられて、事業承継したばかりの二代目のボンボン社長です。あまり経営及び人事労務管理のことが詳しくないため、会社の社員さんからは頼りにされていないようです。現在修行中の身です。

豚珍感(トンチンカン)社長とコンサルタントが経営理念について話しています。

 

コンサルタント 「社長の会社には、経営理念、企業理念がありますか?」

社長 「経営理念? 何、それ?」

コンサルタント 「経営理念は会社の存在意義とか、経営姿勢、創業の精神などを述べたものです。企業理念、社是や社訓とも言ったりしますね。」

社長 「ああー。あれね。社長室の額縁にかかっているやつね。」

コンサルタント「うまく、活用されていますか?」

社長 「活用? あんなもの、ただ額に入れて、飾っているだけだよ。誰も見やしないし。でも、うちの社長室は、小さいから、あれを飾っておくと、何か立派に見えるというのが、メリットかもしれないけど。」

コンサルタント 「社員には、経営理念を共有、浸透させていないんですか?」

社長 「社員に共有しても意味ないしね。面倒だよ。第一、経営理念なんて、お金にならないからね。」

 

どうでしょう、みんさま?

経営理念は、ただ額に飾っておくだけのものなのでしょうか?

私は違うと思うのですね。経営理念は、どのような会社にするかという創業者の思いが詰まった大切な関係者にとっての共通の物差しだと思うのです。それは、額に飾っておくだけではなくて、社員に積極的に理念を示し、共有するもの、浸透させるものだと思います。

また、お客様や取引先をはじめ、関係するところに積極的に発信し、アピールするものだと思います。朝礼で社長自らが創業者の想い、理念を社員に話したり、理念を書いたカードを配ったりといろいろと共有、浸透させる方法はありますが、それによって、バラバラな人間の集合体である会社という組織に一定の方向性をも与えるものだと思うのです。

仮に、社長さんが2代目、3代目で、創業社長ではないとしたら、創業者の根本的なものは継承しつつも、現在の環境に合うように社長みずからが、納得するように理念を変えれば良いと思います。

もう一度、原点に帰り、何が経営にとって大切なものかを考えてもらいたいものです。

それでは、また次回お会いいたします。この辺りで、失礼いたします。